VINTAGESAKE’s blog

いろんな側面から酒をもっと追求したい!

先日、とある方から

日本酒のスモーキーとウイスキーのスモーキーって一緒なんですか?的な

質問がありました。

一般的にお酒を飲まない方だと何かを焼いて焦がしたような香りだったり

燻製食品をイメージするんじゃないですかね。

酒飲みの場合だと、樽熟成によるワイン、あるいはウイスキー等の蒸留酒

思い浮かべると思いますが、日本酒だと樽熟成していなくてもスモーキーと

表現する事があります。

それは熟成過程におけるメイラード反応によるソトロンの影響だったり、そのメイラード反応の副反応としてストレッカー分解によるイソバレルアルデヒドピラジン類などいくつかの要素によってスモーキーと呼べるような香りがある日本酒があります。

 

ただ、やっぱり考えてみると日本酒は一般的に新酒で飲むことがほとんどだと思うので他の酒類にも同じ化学反応によってスモーキーさが生まれたとしても比較しづらいのが現状なんだと実感しますね。

ウイスキーもスモーキーには「ピーティー」「メディシナル」「ハーシュ」と3つに分類していると言われますが基本的には「ピーティー」がスモーキーと表現されるのが一般的になってますね。

 

個人的な意見だと、15年ぐらい前だと「ピーティー」は日本人の多くが薬品臭とコメントしてたイメージなので、ウイスキーに限らず時代によってテイスティングコメントも変わるのかな?って思ってるのと、飲まない方やウイスキー自体をほぼ飲んだ事ない方にはバーボンの製法による香りが「スモーキー」のイメージに近い気もするし面白いよね。また酒類の研究成果がさらに進んで官能評価が新たに生まれたり変わったりするとこれまたテイスティングコメントが進化し、変わっていくかもと思うと嗜好品って探求する面白さがあると思うね♪

さて、良い感じに酔っ払ってきてるので、この辺にしよっかな

疑問を面白さに変えると楽し~ってことでごきげんよう